WordPressからの移行事例:11tyによるウェブサイト再構築と高速化

 2023/05/01, 2025/03/26 -  ~

ウェブサイトのセキュリティリスクとパフォーマンスを懸念されていたお客様の事例をご紹介します。

背景

お客様は、従来のCMSであるWordPressのセキュリティ上の脆弱性と、それに伴うパフォーマンスの低下に悩まされており、より安全で高速なウェブサイトの構築を希望されていました。

解決策

そこで、静的サイトジェネレーターである 11ty   を使用し、ウェブサイトを再構築することを提案しました。

11tyを選んだ理由

11tyは、以下の特徴を持つ静的サイトジェネレーターです。

  • シンプルで使いやすい
  • 多様なテンプレート言語をサポート
  • JavaScriptによる拡張が可能

これらの特徴に加え、11tyは静的サイトを生成するため、動的なCMSと比較して高速な応答が期待できます。これは、ウェブサイトのパフォーマンス向上に大きく貢献します。

静的サイトジェネレーターが高速な理由

静的サイトジェネレーターは、ウェブサイトのコンテンツを事前にHTMLファイルとして生成します。そのため、ユーザーがウェブサイトにアクセスした際に、サーバーは動的にコンテンツを生成する必要がなく、生成済みのHTMLファイルをそのまま配信することができます。これにより、サーバーの負荷が軽減され、高速な応答が可能になります。

11tyによるウェブサイト再構築

11tyを使用し、既存のWordPressサイトからコンテンツを移行し、新しいウェブサイトを構築しました。

具体的には、以下の手順で作業を進めました。

  1. WordPressからコンテンツをエクスポート
  2. 11tyでコンテンツをインポート
  3. テンプレートを作成
  4. ウェブサイトを生成
  5. ウェブサイトをデプロイ

11tyで使えるテンプレート言語

11tyでは、以下のテンプレート言語を使用することができます。

これらのテンプレート言語を使用することで、柔軟なウェブサイトの構築が可能になります。

結果

11tyによるウェブサイトの再構築により、お客様は以下のメリットを得ることができました。

  • セキュリティリスクの軽減
  • ウェブサイトの高速化
  • 運用およびメンテナンスコストの削減

課題点

11tyでは、コンテンツの編集が WordPress のような GUI ではなく、Markdownで行われる点がデメリットとして挙げられます。Markdown はメモ帳などで通常のテキストとして読むこともできる形式であり、HTMLに比べて記述が容易である一方、編集時にはブラウザで確認しながら編集する必要があるため、GUIに慣れたユーザーにとっては学習コストが発生する可能性があります。

ただし、実際には、コンテンツの編集を自社で行わず、製作元に委託するケースも多いため、このデメリットは必ずしも大きな問題とは限りません。

まとめ

11tyは、セキュリティリスクを軽減し、ウェブサイトを高速化し、メンテナンスコストを削減するための有効なソリューションです。また、多様なテンプレート言語をサポートしており、柔軟なウェブサイトの構築が可能です。

WordPressからの移行を検討されている場合は、11ty や hugo といった静的サイトジェネレータを検討してみてはいかがでしょうか。

参考情報